特別企画!Mariのグルーヴ修行第3弾。N.Y編


 Vol.3

ベタベタにポマード(死語かな?)で髪を後ろになでつけ、黒のスーツに先のとんがった
ピカピカの革靴。手には赤いバラの花。
(誰にあげるんだろ?まだあげる相手決まってなかったりして〜)
絵にかいたようなラティーノ伊達男が、濃ゆい笑顔で颯爽と歩いてたり、
露出度200点満点のボインボインラティーナ美人がお尻をふりふりしてたり、、、

迫力が違う。お尻が大きいのは大事なポイントみたい。
Hip2mくらいあっても平気でパツンパツンのパンツで、それがまた本当にカッコイイのだ。
目眩がしちゃいそう、、、香水の香りのせいもあるのかな、、、、、
すれ違う時はもちろん、遠くからも常にお互いを意識して品定めしてるのは、日本のクラブも同じ?

入口のセキュリティーcheckが異常に厳しいので、好奇心がノンストップなMariは当然、質問しまくる。
「ペン一本でも大けがする、、しょっちゅうケンカ沙汰が起きるから、
騒ぎが大きくならないようにあらかじめ凶器になりそうなものは没収してるのだ」
そうだ。
9時入りした時はわかんなかったけど、遅くなってくると確かに客のノリもdeep...
踊ってる人達の間をグラス片手に酔った危ない目つきで徘徊、
女の子の胸やお尻を無遠慮にジイイイイっと見てる男もけっこういるし、
あんまり一人で居る所じゃないな。
デラルスの演奏の途中で帰った。

ホテルの少し手前でタクシーを降りて散歩。このまま帰っても寝れそうにないもん。
ブランド店オンパレード、夜のショーウィンドウのディスプレイ見学。
わぁ〜い!いたいた!かっちょいいお姉様達!一緒にライブやらなぁい?

わあお!ねぇねぇ、お姉様方、大和ナデシコMari〜とバンド、やらない?

ああ、プリンスファミリー思い出しちゃう!
ラテンの方々も、やっぱり血が違うなあと溜め息もんでしたが、
白人のおおきな方々も、やっぱり作りが違うなぁと溜め息です。
鼻の高さとかね?
┐(´ー`)┌フッ
真似っこ饅頭(これまた死語?)したって勝負になんかならない。
それでも一緒にやると、一つになれるし、楽しい。
だから、BEAT-JUNCTIONなのだ。バンドに入れて〜って感覚はない。
うちのバンドに参加して〜ってカンジ。

こんなメンツ集めたら、えばりちらされてたいへんかしらん?
だいた美人がわがままだって、誰が決めたの?Mari様はぜんぜんわがままじゃないわよん?
ハァ〜〜〜〜???????( ̄θ ̄)
いやいや、誰も言ってくれないから、時々自分で言わないとね(笑)

<エスニックとロックの融合したファッションにパンクと宇宙人のスパイス>
Mariの次なる衣装コンセプトじゃ。
数年前と今年のゴルチエ様がかなり近いんだけど、お値段がハリハリで
一回でボロボロになるライブコンサートではかえましぇ〜ん。
誰か作るの得意な人、いないかな?

大人の女性のロックってカンジ(Ψ▽Ψ°*)いやん。ちゅてきぃ〜ん!!
プリンスファミリーかい?

久しぶりにマネキンだけど、一緒にやってみたいって女性ミュージシャンに遭って(日本語ヘンデスカ?)
七福神時代を思い出しちゃった。
七福神はレコーディングもN.YのPower station studioだったし、よけいにね。
あの頃、多国籍メンバーと女の子Vo & Perc二人のバンドがやりたくて、
やっと人を見つけてはじめたんだけど、いろいろありましたぁ〜〜〜。
まず、昔から人数多かったんだなぁ。
それから、相棒の女の子に3回4回、大失恋した。

女の子二人、そこそこかわいくて(自分で言うかって?そこそこです、そこそこ)
叩いて歌うのは珍しく、バンドの売り込みに行けば、
どこの会社も女の子だけの引き抜き工作に入ってくる。
バンドを作ったMariとしては丸ごとハウマッチだから
「じゃ、結構です」と強気だったけど、大人は汚い。
手に入らないとわかると、徹底的に妨害してきた。
スキ有りな相棒の女の子を単独でデビューさせてあげるから、あのバンド辞めておいでと誘い出し、
誘いに乗った子は結局そのまんま何もなし。。。が、続いた。

一番力があって強敵だった某レコード会社の部長さんは、夢を語るMariに
「君がいいと思ってるメンバーで勝負しようなんて、、、世界の現実はそんなに甘くないよ。
嘘だと思うなら、洋楽部のチーフを呼んであげよう。話をきくといい。
そんなバンド、お荷物なだけだから、女の子二人だけでうちと契約しなさい。絶対売れるから。」
と言ってわざわざチーフを部屋に呼んだ。

そっけなくバンドメンバーのクォリティーと世界のトップを比較し、
「日本から世界になんか売れるわけがない」
と夢をはなから否定したこの若いバイリンガルのハーフっぽい男。
話の内容はまったく気にいらなかったけど、出会い方が違えば一目惚れしてるタイプだった。
声も心地よかった。

名前が変わってて印象に残り、家にかえって名刺を見せながらママに報告したくらい。
「川平滋恩って書いて、カビラジョンって言うんだって!
弟は慈英でジェイ!かっこいいしお坊さんみたいだね。
お寺の息子かな?すごく素敵な人だったよ!」

また会いたいな、、、、、(o^v^o)と秘かに思ったりしてたのに、
部長が相棒の女の子をこっそり呼び出して口説き落とし、おかげで大変な目に遭ったので、
そことは決裂したのでそれきりになっちゃった。

あれま、いったい何の話してるんだべ?
あそうそう、バンドは大好きだけど、組む気にならないのはこの時代のトラウマですねん。