特別企画!Mariのグルーヴ修行第3弾。N.Y編


 Vol.7

時々のホテル生活はけっこう好き。何もないから身も心もすっきりする。
遊牧民の元で暮らした時「東京に帰ったら必要最小限のモノだけで暮らすぞ!」と決心したけれど、
2回とも見事に空振り。相変わらずいろんなモノに囲まれて暮らしている様なMariだから。
(プレゼントのかわいいリボンやラッピングペーパーまで捨てずにしまい込んでるくらいだ)

仕事で全国あちこちのホテルに泊まったりするけど、入った瞬間そこの『気』が良いか悪いかがわかる。
悪い時は仕方がないから、影響されないように気持ちを強くチューニングして邪気をシャットアウトし、
空気を入れ替えたり、お香を炊いたり、お花を飾ってやり過ごす。
恐いと誰かに電話して気分を変える。(相手は主にTakaちゃんなのが寂しいところ(笑)
外国の場合は携帯電話もないから、ほんとうに素の自分と向き合える。
向き合いたくなくても向き合うはめになる。それがいい。
ただ自覚してる以上に表で緊張し疲れるから、ホテルの自室は唯一、無防備になれる大切な空間。
だからひとり旅の時は安全を買うと思って、予算が厳しくてもある程度の所に泊まる様にしてるの。

----この窓枠にすっぽりおさまって、空中浮遊する快感

Mariの秘かな趣味。教えちゃうぜ(o^v^o)えっへへ
上層階の大きい窓の縁に枕とウォークマンと、氷をたっぷりとコーラを入れたグラスを持って、
すっぽり収まり、景色を眺めること。。。。。夜が特に好き。
部屋を真っ暗にするか、カーテンを閉めて、幅80cm程の空間にしちゃうと、
まるで空中に浮いてるようなカンジになる。
グラスの表面の水滴や、氷のカラカラいう音も心地良い。
または、、、
縁に立ち、窓に大の字になって張り付く。
下を見るとちょっと(かなり)恐いけど、空を飛んでる気分になる。非現実感。

ひとりぼっち=マイセルフの快感(長期は駄目)

4日間、ジェットラグを無視してフルに動き回ったツケがきて、
二番目のホテルのヒルトンに移動し落ち着いたとたん、気絶寝。気がついたらもう夕方、、、、
デリでサラダとミルクを買ってたべる。
日当たりが悪いから部屋を取り替えてって言いに行ったら
「え===っこんないい部屋?セントラルパークが見える部屋だよ?後に並んでる彼女に譲るって?」
と、おじさんに大声で言われてやめた。
もしかしたら、朝になれば陽光が入るかもしれない/駄目だったら又、言いにくればいい。
『何を贅沢な』と恐れるなかれ、同じ値段払うなら陽の当たらない部屋だけは絶対パスだ。
去年の教訓。
想像以上に滅入ること間違いなし!体調まで悪くなる。先方の言いなりになることはない。
NYCに来ると、自己主張が強くなるのかな?

前回は寂しくなってしょっちゅうシくシク泣いたけど、
今回は人との出会いの質が違ったせいか、時間が足りなかったせいか、あんまりでした。。。。。

高いホテルに滞在してた時は、
「この程度でこの値段なの?
たしかに全体の雰囲気全てが優雅で上品で清潔だし、空間の使い方は贅沢だし、家具、食器、
アメニティグッズ、どれもひとつひとつもモノがいいし、サービスも行き届いてるけれど、、、
高過ぎない?」などと思ったけれど、
実際にランクが下がるホテルに引っ越すと、
「う〜ん、ナルホド!!!」と納得してしまった。
ヒルトンは初めてだけどそんなに悪くないはず、、、
ガクンって感じるのは多分前のとことの比較だろう。。。

どこに泊まる時も上層階をオーダーする。窓に張り付けばマトリックス気分

ブランド物に人一倍興味のないMariだったけど、高級なものは高級だけあってそれなりに素晴らしいと、
今回は、つくづく思った。お金は肯定すべきエネルギーのひとつだとも。
(あくまでひとつにすぎないと思いたいけどね・・・)
例えば、ホテルのボーイ達は高いモノをよぉぅく知っていて、
チェックインしてきた客の服から時計から鞄から靴まで素早く値踏みし、お金持ちそうだったら
チップ目当てに殺到するって話を聞いて、自分が値踏みされることが
「恐い」とかプレッシャーに思ったりとか、、、、、
例えば、スチュワーデスが「旅慣れた素敵なお客様の条件」=搭乗したらさりげなく楽な服装に着替え
(それは、黒の上下で、上は上質のカシミアのセーターを素肌に着てるのでなくてはいけないらしい?)
降りて行く時はバリッとした服装、腕には高級時計。。。。が気になったりとか、、、、

****でもそんなふうに周りの目を気にして振り回されることなく、自分でいながら、自分の感性で、
自然に屋台料理から高級レストランまで楽しめたら、素敵だなあ〜〜と思う。
流行ってるから、売れてるから、有名人が、皆が良いって言うから、ブランドものだから、etc....
という肩書きに惑わされず、素直に感じる自由さを失わないでいよう。

こっちがひとりだと、皆すぐ仲良しになってくれる