特別企画!Mariのグルーヴ修行第3弾。N.Y編


 Vol.11

背が高く知的な雰囲気の半分アメリカ人な感じの、トシさんだった。
奥様とそのお友達の三人だったので、見過ごしてしまったのだ。
『やっと会えた〜〜〜〜〜』内心、ガッツポーズ、ほっとした。
奥様は明るくて元気なひまわりみたいな方で、
(すてきなカップルだなぁ〜〜結婚もいいなぁ〜〜と思ってしまった^)いいカンジのご夫婦。
チャイナタウンのお祭りはMariの大遅刻のせいで、ほとんど終わってしまっていたが、
リトルイタリーはまだお祭りで賑わっていたので、みんなで散歩した。
その時の映像がプロモビデオ「mari in N.Y」の元だ。
トシさんは重たいプロ用カメラをわざわざ担いで来てくれてたのだ。
後日、松代一生くんに「人の友人に初対面で何させてるんでっか?」と、あきれられてしまったけど、、、
スリムで一見体育会系に見えないトシさんだけど、重たいカメラを軽々と担いだり、
夜中編集作業したり、なんってったって異国の地でバリバリ仕事して、グリーンカードまで
とっちゃってるんだから、めちゃ強くて逞しい。
NYに憧れて実際住んでみて夢破れる人が多い中で、凄いなって思う。

This is my angel=TOSHI!

気が付くと、わいわいきゃっきゃっ、屋台の続くストリートを何ブロックも歩いてしまった。
一度、暗い横道をのぞいた時にぽっかり見えた満月が印象的だった。
「七福神」のレコーディングで来た時も、リトルイタリーのお祭りに来た記憶がある。
中学生くらいの女の子達が、ショートカットに赤いカウボーイハットをかぶり、マドンナを真似て
黒のピタTにクロスや何やをジャラジャラさせてた。皆、身ぶりがセクシーで驚いたんだっけ。

帰る直前にもう一度だけ、トシさんに会いに行けた。彼のオフィス。
スタジオを見せてくれるっていうので嬉しい驚きだった。
なぜか縁がなく、アプローチ出来ずにきた分野だったから、思わぬプレゼントだ。
しかも、ビデオを持ち帰れるようにeditしてくれたと言う。
忙しい中徹夜で編集したという映像を見て、またまた感動!!!!!!センスいい!!!!
あんなに少ない素材と少ない時間で、どーやって創ったの???思わず叫んでしまったくらい。

彼が撮ってくれたビデオの中のMariは活き活きしていて、ちょっと自信をなくしていた
Mariさまとしてはとっても救われた。
(疲れと寝不足と諸々で顏がずうっと変で落ちこんでたんだもんね。
だから今回セルフフォト少ないでしょ?)

 
Little ITALYのお祭りはどこまでも続く光のアーケード

しかも、彼はMariに『夢をあきらめないで、頑張れ』っていう天使のメッセージを届けてくれた。
見学させてくれたスタジオはナント!NY屈指の名スタジオで、
名だたるアーティスト達がレコーディングした所。
トシさんの仲良しのリッチーに頼んで歌ってる自分のヴィジョンをリアルにするために、
ブースで声を出して歌わせてもらった。
絶対ここでレコーディングするぞ!コミットメントした。

エンジニアのリッチーとブースにて

ライブを同録するシステムもあるって言うのでライブ会場に案内してくれた。
ビルのエレベーターや廊下やドアを抜けると、大きなホールに出た。
なんか、見た事ある様なない様な妙な気持ちになる。
「ここ、どこ?」
「何いってるの?君のホームページのNY日記にあったボールルームだよ?」
「へっ?????( ̄θ ̄)ほ、ほ、ほ、ほんとだあ〜う、うっそみたい〜〜〜」
こんな偶然があっていいわけ?前回クランベリーズ見たさにやっと探し当て並んだけど当日券も買えず、
開演前のサウンドチェック中になかをこっそりのぞいて帰ったアノ、あのボールルームじゃない?
トシさんとリッチーの背中に天使の羽が見え隠れしてる。体の奥から勇気とパワーが湧いてきた。
インターネットに感謝!この出会いに感謝!久しぶりに見えない力を身近に感じて鳥肌がたった。

レコーディングコンソールの前で。
このスタジオはインディアンのドリームキャッチャーや水牛の角や、中国の彫刻など
心地よいものだけに囲まれている。
ブースもウッディで明かりも暖かい。
エンジニアでもあるオーナーのブレーンチャイルドなんだって。納得!