特別企画!Mariのグルーヴ修行第3弾。N.Y編


 Vol.13

映画に出てきそうなキャラのゴールデンアロー氏。
元日本人だけど、アメリカ人になってしまった謎の、、、、
何屋さんだっけ?webデザイナー?仕掛人? プロデューサー?あれ????
ちゃんと聞いてみなくちゃ、わからないです。
まず、電話でお話した印象は、アメリカ人以上にアメリカっぽい英語と声をしてる。
いえいえ、アメリカンな日本語なので、お会いするまでは日本人って信じられなかった。
アメリカの宝石店の見習いから始まる人生話は、ほんとうに歴史ありって感じ。

 ゴールデンアロー氏が忙しい中、あちこちタイプの違うクラブに連れ歩いてくださったおかげで、
一人旅の弱点、夜のスポット巡りが出来た。 
ヒスパニック系に人気のクラブ、ヤッピー系のたまり場、日系2〜3世達の定期的なパーティー、
お金持ちの白人の跡継ぎがたむろする観光客や東洋系の人がいないホテルリッツのラウンジバー、
シャンパンのショットバー、中華街の定食屋(20年間通っているという)、
中華街のダンススクール(大変な人気。中国人にとって社交ダンスは一つのステイタスなんだって。
(インストラクターの若い男の先生達は皆背が高くジャニーズ系)
もちろん、ニューヨークのラテンシーンを20ン年体験し続けてる情報通ならではのサルサクラブ案内。
一人では絶対に体験出来なかったニューヨークの別の顔を見せてくれて、ほんとうに感謝してる。 
 
 Mariが行った事のない南のバッテリーパークにオフィスを構えているので
おかげでバッテリーパーク廻りの雰囲気も味わえた。

マンハッタン島の南のはしっこ、バッテリーパークの公園。
公園全体がアートな空間で、夜の海の風景と音が素敵。
彼と来ていらロマンチック〜〜〜。(いないくせに(笑)
楽器の形をした大きな彫刻などが置いてある。ゴールデンアロー氏が撮ってくれた。

一度、夜オフィスに自力で訪ねて行った時だ。
「休日のみの特別運転」的な地下鉄のダイヤを知らず、ホームには乗りたい電車の行き先が書いて
あるのに30分近く待ってもその電車が来なくて、遅刻しそうになってあせった。
やっとの思いで指定の駅に着いて地上に出たら、真っ暗でお店もほとんど閉まってて、人通りもない。 
出た所からパブリックフォンで電話するべしと言われていたので、廻りを見回し、
オンボロのを見つけて飛びついた。
ところが壊れているのか2つとも通じない。住所も知らないし、探しようがない。
かといって他に電話はいっさい見当たらない。どんどん遅くなる。ほとんどパニックだ。
その時、角に閉まりかけたもう明かりも消えている大きなデリを見つけた。
走り込むと、キャッシャーにまだ店の人がいた。韓国系のおじさんだ。藁にすがる思いで、
この近くにパブリックフォンはないかと聞いたが、Mariが今故障してるのを確認したやつしかないらしい。
 おじさんに頼み込んだ。
「電話が出来なくてとても困ってるの。お金はちゃんと払うのでお願いだから携帯電話を貸して下さい!
観光客だから携帯も持ってないの」
おじさんはしばらくMariを値踏みするように見ながら考えていたけど、
やがて後ろから携帯を取り出して貸してくれた。 助かったぁ〜〜。 
強盗には見えなかったらしい。。。。。

新しいホテルリッツの入り口のそばの、変な鐘とオブジェ。
あんまりいい趣味じゃないよね(笑)シャレのつもりかな?
痛そうで、ちょっと鐘つきは出来ず、拝んでみました。

ゴールデンアローさんに電話をかけ、事情を話したら迎えにきてくれることになった。
助けてくれた親切なおじさんにお礼を言ってお金を渡そうとしたら、
「とんでもない!いらないよ。」と受け取ってくれなかった。
何かというとチップやお金を要求される日々だったので、ちょっとびっくりした。
それならせめてお買い物しようと思って、お菓子の棚からいくつか抱えてレジに行くと、
「無理して買う事はない。こんなにたくさんひとりで食べられないだろう?ほんとに買わなくていいよ。」
Mariの性格上、買い込んで食べ過ぎちゃったけど、お腹はさておき、彼の親切がジィ〜〜〜ンでした。

人気のプエルトリコの歌手のバンド。
今夜のコパカバーナは、初日とは別のクラブみたい。
年配のおっかけ伯母さまたちの、かぶりつき陣地争い
が激しかったでちゅ〜。
 
コパカバーナの黒服紳士。
ゴールデンアロー氏の古いお友達。
コパの長い歴史を共に歩んだ主(ヌシ)系のおじさま族のメンバーらしく、
コパやNYのサルサクラブシーンの変遷にも詳しいゴールデンアロー氏。年齢不詳。
ますますもって妖しげな人だ。ヌシ系のおじさま達に一通りご挨拶をすませるには、
それぞれとひと踊りすればよいっていうのが、サルサクラブっぽくていいよね\(^o^)/
Mariの眠そうな顔がブッス〜(Ψ▽Ψ°*)いやん。

 迎えに来てくれたゴールデンアローさんと歩きはじめてまたびっくり!
全く分からなかっただけで、道一本裏側がトリニティ教会だったのだ。
ちょっと先はグランドゼロ。明るい。
まあでも、何かにハマてる時ってこんなもんだよね?
ちょっと視点を変えたり、違う動きをするだけで、「なぁんだ」って話だったりする。
しかし小さな親切があったかい。 日本で困ってる人がいたらこれくらいの親切はしよう。

スシサンバダチャンギート(スペイン語で小猿の意)だ、
ジャパン&ラテンフュージョンフードが流行していて、どこもにぎわっていた。
でも味は今ひとつ〜〜〜(泣)雰囲気が楽しいのかな?
去年、スティーブ・カーンが連れて行ってくれたお店が一番美味しかったなぁ、、
スティーブは今回は演奏で海外に行ってる。
新しい香りのバスクリンを届けてあげられなくて、残念〜

同じ街が、行く所や一緒の人、目的によって全然違う表情を見せる。
どこでもそうだけど、、、。
今まで夜のクラブスポットをふらふらしたことなかったから新鮮〜〜〜〜!!!
ゴールデンアロー様様です。