特別企画!Mariのグルーヴ修行第2弾。N.Y編
(第1弾。L.A編はTAMTAM=WAVE=を見てね。)


Vol.8 (13 May 2002)

グランドセントラルステーションで女優気分

またまた朝6時からさかさか動き回るMari。
頼まれた納豆を届けがてら、東側3rd Ave.の方を歩く。
日焼けで顔がひりひり〜。
映画でよくみたグランドセントラルステーションは、陰影が深く、
絵になるし、今にもドラマが生まれそうなかんじ。

Myself Photoの限界をかんじるこの頃、プロ風のおじいさんの
連れの弟子風のかっこいい若者に頼んでみた。
黒いタートルネックに細みの黒パンツ。絵になるでしょ?
先生もいかにもなロマンスグレー。

「こういう構図でここから撮ってプリーズ!」
注文が多くなるのは、人に頼んだスナップがコトゴトク
失敗作だったから。
「君はカメラマン志望かね?なかなか的を得た注文だ。」
みてみて!なかなかでしょ?

即、彼等にもプレビュして見せてあげると、先生が、
「どうかな?こいつにはプロで仕事がくると思うかな?」
Good Luck!

さあて、元気ばりばりMariくん。昼のダウンタウンまで歩くぞ〜!
その前に、STEVEが「これだけは絶対食べるべし!」
と言ったカーネギーデリのユダヤ風『NOVA & CreemCheese  Hot Bagleサンド』を買う。
$18!!!!!
でもその内容ときたら超豪華!
ボール2個分のサーモンの固まりと同じくマグカップ2杯分のクリームチーズが、
どっかああああ〜ん。
あぁ〜ん、ひとりでどうしろっていうの?
カーネギーデリはホテルのすぐ近所なんだけど、いつも凄い行列。ほんとうにおいしい!
歩きながら食べる。
みんなそうだから、誰も気にしないんだもん。
万歩計持ってくればよかったな、何歩あるいてるんだろう?

晴れの土曜日はStreetパフォーマンスがいっぱいです。
お休みだから人もいっぱい、観光客もいっぱい、だから稼ぎ時でパフォーマーもいっぱい。
 
スティールパンのラスタヘアの黒人(多分カリビアン?)3人組は、
ビートルズナンバーなどを高度なアレンジで繰り広げ、思わず聴きいってしまった。
 
ポリバケツを逆さにしてドラムのスティックで叩きまくってる黒人の太った3人組もテクニック高し。
jazz系のドラマーだろう、みせっけに欠けるので人気はなかった。
 
銀色の静止男はまるで置き物、誰かがお金を入れるとカクカク動いて、またぴたりと止まる。
裸に白いパンティーのカウボーイも一発芸的人気。
Takaちゃんがよく「毛糸のパンツにソックス」でステージに出たいって
言ってるけど次回はぜひ、やってもらいましょう!

タイムズスクエアの地下鉄内でやってた黒人の少年ダンスチームは、バケツいっぱいに稼いでた。
けっこう上手くて嫌んなっちゃう。
Streetの原点をかいま見た。もちろんMariも文句無しに$2入れた。
 自然にお金を払いたくなる。払ってでも観たい。。。
そんな気持ちにさせるものを作り上げる=心を動かすもの

原点回帰

メインのそしてオフや、オフオフのブロードウェイシステム
(プレゼンして、これはイケルと思った人がスポンサーになる)は、よく出来てるなあ。

さあ、今夜はかねてから観たかった「Villa! Villa!」だ。
半額チケットが売り場にたくさんあったのは、定価以上で買った身としては悔しいけど、仕方ない。
(座席がないからどの券も同じ値打ちなんだけど…)
 毛ガニさんに前からすすめられてて、ドラムの松田さんも面白いと言っていた。
内容は教えてくれなかったからわからない。
 
大好きな「STOMP」の小屋もチェックしに行こう。またまたひたすらDown Town目指して
歩き続ける。休日の銀座と新宿と渋谷と原宿みたいな賑わいだ。
コリアンタウンのDELIを勧められてたけど、DELIの匂いだけで胸がいっぱいになって拒絶反応が…
 仕方がないので、ビタミンshopでパワーバーを買って食べた。
日本よりずっと安い。Mr.BODY = 新井君が喜びそうだ(笑)
(このサプリメント天国、マッチョ天国の国でナチュラル部門で準優勝したなんて、
彼は凄い人だと思う。)
 すれ違う人、店のガラス越しの人、みな食べてる食べてる食べてる。
バッドトリップしそうになるので、目をそむける。
こっち来てから、一度もレストランでまともな食事してないせいか、
食べ物に対する感覚がおかしくなってるのかも?
パワーバーは余計いけないね。

 やっとマディソンスクエアに着いた。小さな丸い公園のベンチで、他の人に混ざってひと休み…
ホームレスさんも昼寝してる。
ピンクのカツラの長身のお姉さんが皆に「ロリポップはいかが?」と配ってる。 変〜
食べきれなかった上等のサーモンサンドまるまる半分をそっとベンチに置いて、
再び出発〜〜〜〜〜

 チェルシーは、ごちゃごちゃしていて小さなギャラリーや庶民的ショップ
がいろいろあって楽しそうーー改めて来よう。
東に折れてユニオンスクエアに。
もうひと駅先の「STOMP」まではとても歩けないや、明日にしよ。

 さすがに疲れた。スタバに入ってソファ席に沈む。
勉強してる学生やカップルでいっぱいだ。こっち来て初めて冷たいもの、アイスコーヒーを頼んだ。
 
「Villa Villa」の小屋は目の前。全員立ち見って話だから、少し休んどかないとね。
トイレの列で前の女の子に話し掛ける。列さえ有れば、誰にでも話し掛ける癖がついてしまった。
(ひとり旅ってこんなもん?)
 赤いショートヘアに緑のTシャツに水色のスカート、裸足にズック。
オリーブ少女系だ。
彼と芝居を観るんだって。「いくらで買った?」ときかれ「$65」
と答えると、「何人分?」と無邪気にまた聞く。「は?ひとり分だけど?」
「ええ?!あたしたち、ひとり$20よ!そのかわり2時間並んだけど。いいの、彼と一緒だしい。」
 いろんな意味で
「あっそ…」

小屋に入ると、ポップにペイントされた部屋に通され、開演時間が来たら全員上の階に誘導された。
暗闇の中で集団でいる気持ちって独特。
戦争のいろんなエピソードを想像しちゃう。
子供も多く、きゃあきゃあ、ぴゅーぴゅー、拍手ごっこ、、、勝手に盛り上がる観客。
「BLUEMAN」の時もそうだったけど、基本がロッキーホラーショーのノリなんだよね。
 そしていよいよ ノイズ系のBGMが止まり...............

  あとは、ひ〜み〜つ〜
Mariも聞かないで来てよかったから、言わないのだ。いじわるじゃないからね(笑)
 音楽はMariが好きな民族音楽をエッセンスにパーカッションが炸裂したもの。
役者も終始ハイテンションでいきっぱなし。
でも、ひ〜み〜つ〜だじょお^。
ポリンキー、ポリンキー、教えてあげないよん、ピョン!
「STOMP」「BLUEMAN」など大人気の演目は全て、パーカッションが炸裂している。
ウームムム、Mariさまの考えは間違っていないようだ。ウームムムムム、、、

びしょぬれになったけど、面白くて興奮覚めやらずなので、歩いてかえる。
日中と違って、高層ビル街がガランとして暗くて人気がなく、酔っ払いや、
ホームレスさんが大声出してたりして、かなりドキドキしながら、小走りで帰った。
ミッドタウンのネオン街が見えたときは、ほっとしました。

-----Taka談その8

カーネギーデリは昔っから有名ですね〜。
僕はカーネギーデリのハンバーガーとオニオンリングの組み合わせが好きです。
カーネギーデリのハンバーガーは手こねハンバーグがサンドしてあります。
レストランで食べるハンバーグステーキがそのままサンドしてある感じです。

六本木にあるハンバーガーショップ『ジョニー&ロケッツ』はカーネギーデリのと近い味してます。
ジョニロケも確か1000円overだったような…







Vol.9 (14 May 2002)

あ〜あ〜、本日は雨天なり、雨天なり、どしゃぶりと小雨の繰り返しなり〜
 それでもまたまたまたまた歩いて「STOMP」の昼の部当日券を買いに…
あ〜あ〜、なんと売り切れなり〜
 トイレを借りに劇場のニ階に上がると、ドコドコドコ…
練習してる音がきこえてきた。コーフンッ!

トイレに長居して、小屋の前でせめてもの記念撮影。
観光ポイント化してるから常に売れてるらしい。
びっしょり濡れて風邪ひきそうなので地下鉄でタイムズスクエアにとって返し、
「メタモルフォゼ」の半額券を買って劇場に直行。
写真に苦労してるこの頃だけど、劇場前は人待ちの人がいるから頼みやすいのだ。

いわゆるストレートプレイで、売りはプール。ついていける英語で助かった。

神話の時代の小話を、古典的要素と現代を上手く織りまぜながら、
いたって芝居的表現で繰り広げていく。
笑いもあるし、よく出来てる。何と言っても、水バシャバシャがポイント。
前列の観客は、水しぶきをかぶって嬉しそう。
なんだか、日本のテント芝居を彷佛とさせる。
ポスターから想像していた水中ショーとは程遠かった。。。。。

「ライオンキング」は前から5列めのまん中。ラッキー!
ディズニーものだけあって、子供連れが多い。

始まる前に、客席後方の物々しいサウンドシステムに惹かれ、のぞきこみながら中にいた人に話し掛けた。
  サウンドデザイナーのSCOT。(写真のお兄さん)大きい演目をいろいろ手掛け、
劇団四季のライオンキングやコンタクトも仕込みに来日していたとか。

「京都最高!君はブルックリン橋のまん中をぜひ歩きなさい!」だって。

 芝居は衣装装置がユニークで面白かった。踊りは、もっとアフリカンダンスの要素取り入れて
ほしかったし、内容もマンガチック。音楽はアフリカンテイストの部分は壮大でわくわくさせ、
ブロードウェイお決まりパターンもはずさず…
個人的には、もっと面白く出来るでしょう=と思ったけど、
出来上がったものにコメントするのは簡単だもんね? はい/
 
 ただ、出演者大半がハイクォリティーのBLACKの俳優っていうのは、さすがブロードウェイ!
コーラスの声とか、インパクトある。四季に一時deepに関わっていたMariとしては感慨深いとこ。
 
休憩になると、なぜか誰もが m&m の小袋を持ってポリポリしてる。
人気なのか、映画館のポップコーンみたいな定番なのか?
気付くと小さなテーブル売店が出てて、m&mとミネラルウォーターだけ売っていた。
釣られてピーッナツの黄色い袋をひとつ買っちゃった。
ポリポリ…

大きな驚きもなく2部も終了。映画をいかに舞台に再現させるかがテーマだったのかな?
ライオンが前屈みになると、頭の上のお面が「くぁあっ」と前に飛び出し、
横から観てると演技者とお面が同時に存在する不思議さはある種の仮面劇、
人形劇みたいでもあった。
こんなど真ん中の席で居眠りしちゃって ごめんなさい〜〜〜

-----Taka談その9

ミュージカル行き倒してますな…
お小遣い大丈夫かな?
(-。-) ボソッ