特別企画!Mariのグルーヴ修行第2弾。N.Y編
(第1弾。L.A編はTAMTAM=WAVE=を見てね。)


Vol.10 (15 May 2002)

Takaちゃんになんと言われても、ペース配分が出来ないのは生まれつき?
だから仕方ないのだ。ハハハ…
毎日寒いし、雨に濡れたしね?(ナンノコッチャ?)

ホテルから歩いて10分、8th Aveのアパートに住むJazz Pianistのサユリさんに会いにいく。
待ち合わせは「ルネサンス・ダイナー」で。
ダイナー!?初めて注文して席まで運んでくれるところに入るぞよ。合皮張りの椅子が新鮮〜。
 
細身で小柄な博多美人が自分の倍はあるズダ袋をしょって登場。洗濯ものだそうだ。(笑)
シャカパンにフリース。
とてもベテランのじいさん達と渡り合ってるようにはみえない。
(あとでCDの音聴いたら、納得したけど。)

 Mariがパンケーキを、彼女はワッフルを注文。
どちらも湯飲み1杯分のバターとその3倍のシロップ付き。
たっぷりかけて、とことん楽しみながらいただいた。カロリーは考えまい(自爆)
とりえっこしながら、おしゃべりした。
マンハッタンのJazzミュージシャン事情や、Liveハウス情報、生活の知恵、恋の話〜(ここでもか…)

Jazzの世界は疎いので、有名なミュージシャンの名前がとんとわからないけど、
例えばチックコリアのsaxとか、そんなクラスの人たちが大勢、セッションしたりツアーしたり
してるらしい。サユリさんのおかげで、いろんな人に会えることになった。

 Jazzの生きてる街に感じたと言ったら、
「Jazzを愛するミュージシャンはアメリカ中、世界中から集まってくるけど、
CDショップではクラシッックと一緒に一番奥の棚だし、
ギャラもマンハッタンはめちゃ安いよ。だからみんな外に仕事しに行く。
ただ、凄い人はたくさんいる。」

 マンハッタン島は家賃も高いから、ここに住むこと自体がひとつのステイタスらしい。
若いHIPHOPやロック系ラスタ系の人を見かけない理由も、みんなブルックリン等に住んでて、
ライブとか土日にしかマンハッタンにくり出して来ないから。
にゃあるほど。

彼女のアパートにお邪魔して、saxのおじさんがリハにくるまで、CDきいたりしながら過ごした。
象牙の鍵盤のピアノは、弾き込んでる風情。
音楽以外の全てをカットして生活してる姿勢に脱帽。
貧乏暮らしで身につけた知恵も伝授してくれた。
 ブランドもんで着飾ってる女の子より、百倍きれいで輝いてる。
戦い続ける姿にリスペクト!自分をふりかえってしまったです。

 教わった安くて新鮮な市場で果物とセロリを山ほど買い込んで帰る。
全部で$8だじょ?!

 

+++++ ちょっとひとやすみ +++++

中身は内緒の『Villa!Villa!』
看板だけでもおみせしなくては!と思い、劇場まで写真をとりに出直しました。
入口になんにもないと思ったら、出口にあったんですね〜
 パワフルでしょう!?
このまんま、空中も壁もフルに駆け巡ってのパフォーマンスなんだ。


最初に公園に行った時、この方々をみて懐かしい気持ちになった。
リス。
幼いときの記憶って、おかしな具合で突然蘇るみたい。
乳母車時代から、いっつもお散歩の時みてたんだと思う。


どの公園にもある犬の遊び場。
たくさんの犬が飼い主に連れられて、柵の中でじゃれあったり走り回っている。
日本のワンちゃんはうらやましいだろう。
ひとりはやっぱり、さみしいもん…


 ちょっとお疲れ気味ナリ〜〜 
テンション上がって元気な気分だったけど、部屋に戻ったら寝込んでしまった。
ずうっと、変な顔のまんまでいやだなあ…
月曜日はあちこちのライブハウスがセッションナイトで夜中の2〜3時まで盛り上がるらしいから、
のぞきに行くつもりだったけど、この分じゃ無理かも、、、、、、、

+++++ やっと、、、ああ〜やっと出会えたね +++++

初日、空港からのシャトルバスの中からお見かけして以来、出かけるたびにいつもいつも
あなたの姿を探し求めていました。
一週間めのけふ、こんなにも風が吹きすさぶのにあなたは大丈夫なのかしら?
心配になり、いてもたってもいられず、
ついに思いあまって、馬に乗ってるPOLICEMANとPOLICEWOMANに大声でたずねてしまった。
 
ふたりは半ばあきれた顔で相談して、たしか***にいるはずだと教えてくれた。
Mariは一目散に駆け出した。強風も寒さも忘れ、
ただただあなためざして〜。
 
そしたらなんとあなたはすぐそばにいた!
ライオンキングの劇場のほんの目と鼻の先、B.B.KINGのお店の隣、Mariが何回も行き来してた所に…
ああ!そのビルの壁に、ぶら下がり続けていたのですね!

思わずミーハーに写真なんかとってしまいました。
追っかけで映画も観てしまいました。
周りがカップルの中、ひとりぼっちでも、どこまでもいけちゃうもんですね。
 もちろん、バケツのようなポップコーンも買いました。

我を忘れて夢中になりました。どうか、お体に気をつけて。
雨の日も、きょうみたいな強風の日も、ぶら下がって夢を与え続けてください。

-----Taka談その10

┐(´ー`)┌フッ…





Vol.11 (16 May 2002)

♪このひろぉ〜いそぉらぁのしぃたああああああ〜〜^^

Billy Harper (アート・ブレイキーとやってる人で、自分のバンドでも何回も来日してる)の、
ドラムのNewmn Bakerとユニオンスクエアのスタバで待ち合わせて、いろいろお話した。
 
誰もがそうだけど電話やメールのやりとりだけだと、あんまり会う気なさそうだし
忙しそうだから悪いかな?と感じちゃうんだけど、ちょっと音楽の話をすると、
情にほだされるのか会った方が早いと思うのか、
「時間が有るなら、ちょっと会わないか?」となるケースが多い今回(笑)

 皮のカウボーイハットに皮のジャケットにジーンズ、穏やかで優しい笑顔の黒人のおじさん。
一目見てわかった。
彼は今、パーカッションと歌だけのソロアルバム製作中で、
楽器やリズムの話でもりあがる。
「I really like bells.」
バッグに鍵にもインドやアフリカ、南米の小さな鈴がぶらさがっている。
日本の神社のかわいい鈴、持ってきてあげればよかった。
Mariも鈴は大好き。いい人だなぁぁ〜

1st Ave. 今までで一番東まで来た。公園やビレッジをお散歩して、友達のフランス女性の
ギャラリーへ連れていってくれた。こういう小さなギャラリーや、民族もの、
レコードショップがたくさんある。壁もペイントされてるところが多く、
街そのものがギャラリーみたいで楽しい。
ピアスや入れ墨してる若者もたくさんいて、渋谷原宿ノリがなつかしかった。

 さて、ひとり帰る道。
見なれたえんじと黄色の服に、えんじの毛糸の帽子をかぶったおじいさんが、
ひょこひょこ前を横切っていく。

「チベットのお坊さん!?」
Mariの気配に気付いて立ち止まり、ひょこひょこよってきて笑いかけてくれた。

Chukさんは、ニマ派(マニアックでごめんちゃい)のNYセンターのお手伝いをしてる人。
 「今、インドから(みなインドに亡命してるので…)偉いお坊さんがちょうど来たとこだ。
会っていきなさい。ユーアーラッキー、カムカム、すぐそこね?カムカム!」

「り、リ、リンポチェさん…(絶句)」
 
アメリカは中国の圧力にかまわずチベットから移民を多く受け入れ、ダライラマ法王はじめ、
チベットに胸を開いているとはきいていたけど…
アッパーエリアには、とても大きな学校まであるそうだ。驚いた。
 だいたいインドでは、めったに近くまでも寄れない高僧に間近にお会い出来るのは、
外国人の特権的ラッキーさだと思う。

ダライラマ法王に頭をなでてもらったり、手を握ってもらったり、
Mariもずいぶん運のいい経験をしてる。
それが、再びというわけ?!

 両手で頭をつつんで祝福してもらい、お話をして、おいとました。
英語が出来てよかったなあ〜。
Chukさんにも感謝。

サユリちゃんの仕切りでピッツァがとっても美味しいソーホーの店に、夜の8時に
ミュージシャン仲間が集ってMariに「Welcome」してくれた。
ベースのPOULはリッキーリージョーンズのバンドなど、活躍中の若手。
彼の幼馴染みの店で、彼が特別に仲間とBGMを演奏する日だったのだ。
日本から1年前に本格的に移住したベースのマーヴィーも一緒。デュークエリントンとやってるとか。
50歳にして、日本での地位やキャリアを捨ててベース一本で移住するとは…
料理好きのお話上手のざっくばらんな人だけど、すごいなあ。

このエリアはレストランだらけ。
こういうレストランでさえ、生演奏が多い。
そして、月曜日のセッションナイトともなればあちこちのライブハウスやクラブで
朝までセッションが繰り広げられるっていうんだから…
しかも、ええ?っていう人が普通の顔して演奏してる。
贅沢というか、めちゃくちゃ底辺の厚いところだ。
土曜のカフェテリアでは、アントニオ・カルロス・ジョビンのバンドが、
ノーチャージで演奏してるとのこと。絶対いくざんすっ!

ソーホーへ歩く途中、NYUの学祭に遭遇。
BLUEMANどころか、全身青銅色に塗り固まった
ブロンズWOMAN『自由の女神』と記念撮影
『BOB CAT』とも記念撮影
暑さに負けて買った屋台のアーモンドアイス$2
は美味しくなかった〜

-----Taka談その11

いいなぁ!リンポチェさんに会えちゃったわけ?!
おまけに祝福もしてもらっちゃったわけぇぇ!!
いいなぁ…